マジックを始めて丸々2年となります。

勝ったり負けたり楽しんだり悔しかったり笑ったりキレたりいろいろ起きる業の深いゲームですね。
それと色んな人のお世話になりました。かなり知り合いには恵まれた方だと思うのでとにかく感謝の一言ですね。

デッキ構築の理論やらプレイングの良しあしやらは上手い方に任せるとして、私も初心者の人たちのお役に立ってみたいと思い今回割と真面目に書きます。

テーマは表題の通り、
「お買い得なデッキは?」
です。

ゼロからデッキを作るとして、どのデッキを作れば最も効率よく楽しめるか、ということを考えてみようかと思います。

結論は下の方で赤い字で書いたので読むのがめんどくさい人はそこだけ見てください。

1・前段
下記に現行スタンダードのトップメタを列挙します(H26年1月2日時点のHappy Mtgより)
左にデッキアーキタイプ、右に掲載回数を記載します
1位 赤単 393
2位 黒単 379
3位 信心青単 375
4位 白青黒コントロール 198
5位 赤緑怪物 173
全てのデッキの合計掲載回数 2529回

一旦ご予算の話は脇に置いて、トップメタのデッキから使い始めるべき理由は下記の2点
・勝ちやすい
対戦型ゲームなので勝った方が面白いです。
・使用者が多い
使っている人と出会う確率や使っている人の日記を見れる確率が高く、勉強の機会が多い。

2・中段
上述したデッキに必須であろうレアカードと合計金額を記載します。
コモン、アンコモン、基本土地は割愛します。アンコモンでも高いカードはありますが…

また、下記の
変わり谷 4500
ニクスの祭殿、ニクソス 1600
採否や採用枚数が割と好みなのでとりあえず割愛します。

サイドボードも必須パーツはあるもののあくまでもサイドボードはその人の好みなので記載しません。
サイドボードなくても大会には出れますしね。
概ね下記のデッキの金額+5000円~15000円程度は覚悟した方が良さそうです。

(値段はH26年1月2日の晴れる屋のHP上の日本語の値段です。)

1位 赤単 25600円
灰の盲信者 4*700
ボロスの反攻者 4*2000
チャンドラのフェニックス 4*600
岩への繋ぎ止め 4*300
聖なる鋳造所 4*2000
凱旋の神殿 4*800

赤単t白を前提として調べました。
オプションとして
鍛冶の神、パーフォロス 2*1300
嵐の息吹のドラゴン 2*2700
紅蓮の達人チャンドラ 1*2800
が考えられます。

さらにt緑というものもありますがここでは割愛します。

2位 黒単 35400円
群れネズミ 4*1100
夜帷の死霊 4*1700
冒涜の悪魔 4*1300
死者の神、エレボス 1*1000
英雄の破滅 4*1400
思考囲い 4*2400
地下世界の人脈 4*700

黒単はほぼこれらのパーツで固定ですね。

3位 信心青単 25800円
潮縛りの魔道士 4*700
夜帷の死霊 4*1700
海の神、タッサ 4*1700
波使い 4*1300
サイクロンの裂け目 1*1300
思考を築く者、ジェイス 1*2900

タッサの二股槍はレアですが無料扱いです。
少なくとも私はあげるほど持ってます。

4位 白青黒コントロール 65600円
神聖なる泉 3*1500
湿った墓 3*2000
神無き祭殿 3*1800
欺瞞の神殿 3*900
静寂の神殿 3*900
霊異種 1*500
スフィンクスの啓示 4*2800
至高の評決 4*1100
至高囲い 4*2400
拘留の宝球 4*600
思考を築く者、ジェイス 4*2900
太陽の勇者、エルズペス 2*2300

事前に予想はしていましたが、たっか!

5位 赤緑怪物 42800円
踏み鳴らされる地 4*1300
奔放の神殿 4*400
霧裂きのハイドラ 2*600
狩猟の神、ナイレア 2*800
世界を喰らう者、ポルクラノス 4*1200
森の女人像 4*1100
ドムリ・ラーデ 2*3500
獣の統率者、ガラク 4*3700
歓楽者、ゼナゴス 2*1100

高木の巨人も無料扱い。ちなみに50円でした。

3・後段
まとめると
赤単 25600円
黒単 35400円
信心青単 25800円
白青黒コントロール 65600円
赤緑怪物 42800円
となります。

この後標準偏差とか使っていろいろカチャカチャしようと思っていたのですが、結果が出てしまいました。

トップメタ5つの中で1位でかつ1番安い。
赤単が一番お買い得や!

4・おまけ
こんなことやろうとしてました↓
①各デッキのhappy mtg上の掲載回数から各デッキの偏差値を算定。これがデッキの「勝ちやすさ」を示す指標と言える
②(100-偏差値)/100を算定、これにより「お買い得感」を示す係数となる(はずです)
③②で出したお買い得係数とデッキの値段を掛け合わせる。こうすると勝っているデッキほど割安な値段になる。これでよりお買い得なデッキが判明する。

例として
白青黒コントロールは掲載回数198回で偏差値62.9、お買い得係数は0.371となります。
これと表面価値65600円と掛け合わせると24334円という実質価値が出ます。

白赤緑コントロールは掲載回数26回で標準偏差46.2、お買い得係数は0.538となります。
これと表面価値49900円(計算内訳は割愛)と掛け合わせると26828円という実質価値が出ます。

つまりエスパーコンかナヤコンかで悩んだ場合パッと見の値段はエスパーの方が高いけど、エスパーコンの方が勝ちやすいってことを考えると実質はナヤコンよりはお買い得ですよね、ということがしたかったのです・・・

コメント

生息条件(島)
2014年1月2日20:28

計算の部分はチンプンカンプンですが、実に面白かったです。
やはりMTGをするにはお金が必要ですが、その中でもスタンダードは変化が激しいですからね。
始めるにあたって、どのデッキを組むか検討する1つの基準になる今回の記事は素晴らしいと思います。

そして、シミックが使われない理由も明らかに。(笑)
お金がそれなりにかかるのに、使用者が少なくて勝てないのでは、当然ですよねぇ。

シルク
シルク
2014年1月2日21:04

エスパーはホント高いです
組んで使ってるけど、一から組むのはかなり厳しいデッキですね
ふじもんさんの結論通り赤単、特に信心赤単から始めると安く勝てそうですね

マイ愛すくりーむ
2014年1月2日21:37

>生息条件(島)さん
もっと色んなデッキを対象にしたかったのですが計算がめんどくさくて心が折れました。
このあと力が残ってたらシミックにも触れさせていただきます。

>シルクさん
啓示とジェイスが洒落になってないですね、エスパーは。
単色デッキが安いってことが怖いくらい数字に出ましたね。

タムー
2014年1月3日0:14

生息条件(島)さんのリンクから飛んで参りました、初めまして
よろしければリンクさせてくださいませ~

ところで、白単ウィニーというのは如何でしょう?

マイ愛すくりーむ
2014年1月3日0:43

>タムーさん
リンクありがとうございます。こちらこそよろしくお願いいたします。

宣伝になってしまいますが、続き(この次の日記)で白ウィニーとりあげました。
白ウィニーが勝ちやすさと値段のバランスが一番とれていそうです。

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