時には違う話でも
月曜日はSCGもCFBもTCG Strategyも更新がなく、特に翻訳しないつもりだったので時には違う話でも。

近年稀に見る読書ブームにつき、何か感想を書いてみたくなった。
読むのは好きだけど書くのは経験値上昇☆見ててね♪

ラノベで印象に残ってるのは昨日も書いた「暗黒騎士を脱がさないで」なんですが、もう1冊残っているのは画像の「リア充になれない俺は革命家の同志になりました」ですね。

見てくださいよこの真っ赤な表紙。
それと革命家とか同志とか、この言葉選びは、ねえ?

地元の本屋のラノベコーナーに立ちながら右からへと目線を移していったらこの真っ赤な表紙が目に焼きついて、ついつい手にとってしまいました。

店員さんにはもちろん
「カバーお願いします」
とお伝えしましたよ、はい。
ラノベはブックカバーつけないと電車では読めませんからね、はい。
それに、赤いし。

ぼっちの主人公が担任の差し金で変人で毒舌な美少女と関わる事になるって、どこかで読んだことがある、というか何かで殿堂入りしたあれに酷似していますね。

正直、話の内容はさして目新しくないです。むしろ王道です。

スクール・カースト打破を目指す女の子が王道かは解りませんが、友情や恋愛要素については王道も王道です。
恋愛要素はいらなかったなぁという批判をいくつか拝見しましたが、この本はそこを楽しむのではなく、以下の通り、左翼コメディを楽しむものだと思っています。

目新しいのはヒロインがどっぷりマルクス主義で、それがやり過ぎにならないように、程よく笑いになっている点です。

階級闘争やらオルグやら総括援助やら、専門用語がやたら出てきますが、その辺の知識がなくてもなんとなく理解できるし、上手い事ネタになってます。

一番好きな部分はここ

ライトノベルじゃない。こんなんレフトノベルだ。


本当は著者はこの一文を書きたかっただけなんじゃないだろうか。だれうま。


ただ、数年前に蟹工船が流行ったし(流行語大賞取ったんですってね)、あっち側の思想は無視しちゃいけない気がしています。
蟹工船は平たく言うとブラック企業の話で今回のスクール・カーストとは違う話ですが。


なお、私は右か左かで言うとどちらでもありません。

コメント

シグマ@dj-SIGMA
2016年4月12日0:16

日本の左翼は完全に外国のスパイ扱いで、しかもアメリカとかのような国民のための反貧困やブラック批判も「反日左翼と一緒だから」と切り捨てられるのが残念です。本来ブラック企業とかで苦しめられてる人たちの受け皿になるはずなのですが、その受け皿候補が、今では賛否両論が多い安保や憲法ばかりに関心が向いてるのが支持されない原因だと思います。

マイ愛すくりーむ
2016年4月13日2:32

労働問題に向き合っている団体は母体が左翼だとは聞きますんで、受け皿にはなれてるのかなって。私も少なからず右にも左にも偏見持ってるんでもう少し勉強します。

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