商売って難しい

2015年3月21日
https://twitter.com/CK_mizonokuchi/status/578453608158523393?lang=ja

使用パック:龍記伝6パック
参加費:¥1,800-
景品:モダマス2015を、1BOX ¥24,000-(税別)で買う権利(優勝者&その他参加者から抽選で1名)

だそうです。

素人目で考えるとツッコミ所満載なようですし、若干叩かれていますが、少し会計的な目線で考えてみる。


・モダマスの価格

アマゾンとかで調べれば解るし、大体の人はご存じだと思うんですが、今モダマスはワンボックス48,000円します。

つまりこれだけの価格の物を半額で買えるというのは一応お得なはずですし、48,000円で売れるものをわざわざ半額にするんだからお店は一応身を切っている訳です。


・機会原価という考え方

上の話ってお店は
「24,000円の利益を捨てた」
訳です。

これを、まあ、ようするに
「争奪戦を開催することによって24,000円の機会原価が発生した」
みたいに言えばなんとなくあってます。

それを踏まえて争奪戦を開くというのは
「24,000円以上の利益、又は利益らしきものが出る」
という判断があったからだと思います。

龍紀伝6パックのシールドで開催するあたり、とりあえずそこで少し利益を出そうという判断だったのでしょう。

が、多分パックってあんまり儲からないらしいので多分一番の目的はお客さんの確保でしょう。
この争奪戦をきっかけに常連が何人かできれば利益はそこから得ればいいわけです。

常連一人がどれだけの利益を生むかはお店やった事ないんで解らないんですが、多分24,000円以上の価値があると考えたのでしょう。

少なくとも、これをきっかけに
「ああ、ここマジックやってんのね」
って知る人(例えば私)がいる訳で一定の効果はあったようです。


・さて、何で叩かれたか

「お店だって商売だという点を今一つ解っていない」人は論外です。
否定はしませんが、この話をする上では論外。


ぶっちゃけ、やり方間違えたんでしょうね。


龍紀伝のシールドでモダマスを賞品にするのも何かズレている(ターゲットがリミテ民なのかモダン民なのかはたまたスタン民なのかあやふや)。


24,000円の機会原価を利用して客寄せをする方法は他にもある訳で。
例えば
「モダン大会を開催して優勝者に1パック引換券を進呈」
という大会を2か月間毎週開催するとかさ。

で、大会参加費を300円とかにしておけば現金入るし一見さんがやってくるかもしれないし、それを機に常連になるかもしれないし。
そして一発勝負の大イベントじゃなくて継続性のあるイベントになるから毎週宣伝できる(人の目に触れる機会が増える)。


参加者にはパックを買ってもらいます
で、優勝者は定価でモダマス売ってあげます
だと

「結局お店に金払うんかい!!」

ってツッコミを受けるのは、あり得る話だよなって思いました。


いやはや商売って難しい
スタンダードを追っかけるコストとレガシーを一つ作るコストはどんなもんよ?


ということを適当に、真面目に考える話です。


以下前提
①レガシーのメタを追い続けるとそりゃスタンより高くなるので一つのデッキを作ってそれを定期的(新弾が出る度)に見直す。
②スタンダードは環境次第に因るところはあるが、レガシーよりはメタの変遷が早いものとして月に一回happy mtgで一位のアーキタイプのデッキを制作する。
③値段は調査日の晴れる屋価格とする。
④PLDや旧枠、新枠、言語等については合理的に考える(一番安い物を購入するがHPLDはさすがに買わない。この辺は私個人のさじ加減です)。
⑤コモンアンコモンは計算に含める。基本地形は0円とする。
⑥サイドボードまで考える頭がないのでメインボードのみとする。


とりあえず前回はアブザンアグロを作ったという仮定で44,190円かかりました。

ちょっと一ヶ月過ぎましたが緑信心が今一位のアーキタイプですね。
こういう書き方だと緑単信心、緑赤信心、緑白信心と色んなものを含んでいそうですが「メタを追う」と考えると組むのは流行りものの緑白信心でしょう。

これでいいや。

晴れる屋スタンダード杯-第10回ビギワン!
緑信心
2位
調査日2015/3/21

2 《平地/Plains》
9 《森/Forest》
4 《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》 既保有
1 《花咲く砂地/Blossoming Sands》 20×1=20
4 《豊潤の神殿/Temple of Plenty》 700×4=2,800
4 《ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx》 800×4=3,200

4 《エルフの神秘家/Elvish Mystic》 50×4=200
2 《旅するサテュロス/Voyaging Satyr》 50×2=100
4 《起源のハイドラ/Genesis Hydra》 500×4=2,000
3 《羊毛鬣のライオン/Fleecemane Lion》 既保有
4 《森の女人像/Sylvan Caryatid》 1,000×4=4,000
1 《再利用の賢者/Reclamation Sage》 100×1=100
1 《ティムールの剣歯虎/Temur Sabertooth》 20×1=20
4 《囁きの森の精霊/Whisperwood Elemental》 2,200×4=8,800
2 《世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eater》 1,000×2=2,000
4 《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix》 1,500×2(2枚は既保有)=3,000

4 《見えざるものの熟達/Mastery of the Unseen》 450×4=1,800
2 《払拭の光/Banishing Light》 300×2=600
1 《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》 3,800×1=3,800


追加出費は32,440円でした。
今回は囁き森がえげつない。


ここまでで76,630円かかっていますね。
スタンのデッキ二つ作ったくらいでは10万円にはならない。
反面、似たような色でデッキ作ってるってのにほぼ同額かかっているというのも気になります。

なお、レガシーのバーンは79,600円なのであと3,000円出せば一応のレガシーデビューができたことになります。

この事実をどう捉えるかは個人の自由です。


次回の計算は龍紀伝発売後になるので何か大きな動きがあるかもしれません。


「スタンダードを追いかけ続けるコスト」対「レガシーを作るコスト」①
http://fujimonjapan010123o.diarynote.jp/201502181643278543/

「スタンダードを追いかけ続けるコスト」対「レガシーを作るコスト」②
http://fujimonjapan010123o.diarynote.jp/201502191054112924/
買い物しながらブレリを眺める時間はあった。

晴れる屋にいたけどすごい参加人数ね。

私はいいなーと思いながら次期スタンとEDH用のお買い物に加えレガシーの準備。

次期スタンと次のEDHは今度のHMOに持っていけそう。

皆さん明日も楽しんでねー

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